火狩りの王

各話あらすじ

第十話「異形の子ら」

高熱を出した緋名子ひなこ焚三たきみの病院に入院することに。その話を聞き、母・火華ひばなに真実を告げるよう詰め寄る綺羅きらは、薬を振りかけられ、意識を失う。その様子に凍りついていた煌四こうしの頭上を飛び越え、何者かが火華に襲いかかる……。

一方、灯子とうこ明楽あきらは、神族に願い文を届けるために神宮へと向かう。その途中、ひばりが現われ、姫神・手揺姫たゆらひめや千年彗星〈揺るる火〉にまつわる世界の真実を伝え、彼女たちの行く手を阻む。