火狩りの王

各話あらすじ

第五話「蜘蛛の子」

森の中で、蜘蛛に襲われた灯子とうこたちを救ったのは、流れの火狩り・明楽あきらだった。灯子たちが首都を目指していると知った明楽は、灯子たちの護衛をすると言い出す。その理由を問われた明楽は、千年彗星〈揺(ゆ)るる火(ほ)〉が帰ってくることで、世界に大きな変化が起こると告げる。

一方、燠火おきび家では、火狩りたちの慰労会が開催されていた。綺羅きらと狩り犬たちを見ていた煌四こうしは、雷火らいかを売りに来たという流れの火狩り・炉六ろろくと出会う。