火狩りの王

各話あらすじ

第一話「旅立ち」

立ち入りを禁じられた森の中で、唯一安全な燃料となった炎魔えんまの体液を集める“火狩ひか”の男に命懸けで救われた11歳の少女・灯子とうこは、男の狩り犬・かなたと形見を返すため、首都へと旅立つ。

一方、首都に生まれ育った15歳の元学生・煌四こうしは、工場毒によって母を失ったばかりだった。生まれつき病弱な妹・緋名子ひなことともに失踪中の父親を待つ彼のもとに、首都でも有数の富豪として知られる燠火おきび家の当主・油百七ゆおしちからの手紙が届く。