灯子役 久野美咲
煌四役 石毛翔弥
煌四役を演じさせていただいている石毛翔弥です。
「火狩りの王」第1シーズンも冒頭からかなり重厚な物語だったと思いますが、第2シーズンはそれ以上に濃密な物語の展開になっています。
灯子や煌四たちも前半より更に繊細でありつつ激しい想いを持って、世界と対峙していきます。
この過酷な環境で生きている人達の抱えている想い、世界の謎や根幹が丁寧に描かれていますので、この旅路の果てに何があるのか、最後まで見届けていただければ幸いです。
明楽役 坂本真綾
小説を読み始めるとすぐに引き込まれ、最後まで一気に読み終えました。
たくさん出てくる登場人物の中でも明楽と彼女の連れている狩犬のてまりのことがすごく好きだったので、この役をやらせていただくことになり、とても嬉しいです。
炉六役 細谷佳正
押井守さんの仕事に自分が関わることが出来るとは思っていなかったので、とても光栄です。アフレコにはゆっくりと丁寧に取り組めていて、その時間を楽しめています。
「火狩りの王」の世界観はとても興味深く、自分が趣味で収集してきた知識のおかげで、独特な世界観を腑に落とす作業に役立っています。複雑なニュアンスを含んだ台詞を言葉にしていく作業は、難しいと自分は感じることがあるけれど、それがとても楽しいです。その作業の中で新しい感覚を経験出来ていて、それを嬉しく思っています。
綺羅役 早見沙織
燠火家の一人娘である綺羅は、聡明で心優しく、それでいて、かすかに影を感じる女の子です。美しい言葉が連なった台詞まわしが多く、収録で声に出すたびどこか澄んだ気持ちになっています。この作品ならではの独特の空気を感じながら、精一杯アフレコさせていただきたいと思います。ぜひ、放送をお楽しみください。
緋名子役 山口愛
人類最終戦争終了後の世界がテーマとなっているお話ということで、メッセージ性が強く、今の世界の情勢にも当てはまる部分が多い内容のアニメになっています。このような作品に関わることが出来とても光栄です。私が演じる緋名子は、兄の煌四のことが大好きな可愛らしい女の子です。このような素朴な少女がどのようにこの世界と向き合っていき、変化していくのか、緋名子にも注目してご覧いただけたら嬉しいです。放送をお楽しみに!
クン役 國立幸
私は作品によって浮き足立ったりすることは滅多にないのですが、本作はさすがに空気が違うなあと感じております。焼き物工房に居るような感覚で、静々とした空気の中に作品と向き合う誠実さ、温もり、ほんの少しの泥臭さがあり、自分はそこで作品の一部になることを嬉しく思っている土くれのような心持でおります。アフレコも重要な作業ですが工程の一つに過ぎず、巨匠たちがこの後もたくさんの仕事をなさって作品になるんだなあとドキドキしています。早く火が入らないかな。焼き上がりを楽しみにしています。
火穂役 小市眞琴
原作を拝読した際、薄暗い森の中を覗いてみたくなるような感覚に、気づいたら引き込まれ、ページをめくっていました。近未来のお話なのに、どこか昔のような、それでいて現代にも通ずる物語。繊細で唯一無二なこの作品に携わらせて頂けることを、心から嬉しく思います。ぜひこの不思議な感覚を皆さまにも体験して頂きたいです。そして、演じさせて頂く火穂さん。とても応援したくなる女の子です。全力で向き合い、命を吹き込んでいきます。
油百七役 三宅健太
ある日、私の父親的存在、音響監督・若林さんから「今度の作品、よろしくな」とお声がけいただき、待つことしばし。頂いた台本を見ると、構成・脚本に私が敬愛してやまない押井守先生の名が…もう、小躍りしました。舞台は人類最終戦争終了後。そして、人体発火病原体が蔓延している世界。そんな過酷な世界で二人の主人公、灯子と煌四が紡ぎ出す物語に、今回私が声を担当する油百七がどうからんでいくのか、本当にワクワクが止まりません。是非、『火狩りの王』、ご賞味下さいませ。
火華役 名塚佳織
いつかこういった役にも挑戦してみたいと常々思っていたこともあり、大変光栄です。収録もとても楽しく、皆様の美しいお声に聞き惚れるばかりです。私も一つ一つの言葉からこぼれ落ちるように気品と憂いと嫌味を織り交ぜていけたらと思っております。
焚三役 宮野真守
WOWOWオリジナルアニメ「火狩りの王」で「焚三」役を演じさせていただきます、宮野真守です。豪華なスタッフの方々、キャストの皆さまとともに、この作品の一員として参加できること大変嬉しく思います。焚三は燠火家に仕える医師。主人公の灯子と煌四とどのように関わり、物語の一端を紡いでいくのか注目していただければと思います。ぜひとも、作品の完成をお楽しみに!
ヤナギ役 大原さやか
想像をはるかに超える壮大な世界観と厳しい運命をめぐりめぐるこの物語の一員として参加できること、とても光栄に思っています。ビジュアル含め、いままで演じたことのないタイプのキャラクターですが、木々人のなかでもとりわけ冷静に、でもどこかあたたかみをほのかに残しつつしっかり「伝える」ことを意識しました。どうかみんなが幸せになれますように。
キリ役 嶋村侑
この作品に参加出来てとても光栄に思います。収録では、キリの賢さともどかしさ悔しさのようなものを感じました。この懐かしいような少し怖いような不思議な世界で、彼らがどんな風に生きているのか、じっと見つめてみたい気持ちになりました。どうぞ、宜しくお願いします。
揺るる火/千年彗星役 石見舞菜香
揺るる火/千年彗星を演じさせて頂きます。石見舞菜香です。
どんな時代も、人々が傷つけ合い、争いあう苦しい世界の中で、揺るる火は大きな使命を帯びているキャラクターです。とてつもなく長い時間を、1人何を思って過ごしてきたのか、揺るる火の言葉の意味を沢山想像しながら演じさせて頂きました。
揺るる火が何を選択するのか、それぞれのキャラクター達の進む先を、見守って頂けたらと思います。
瑠璃茉莉役 M・A・O
「火狩りの王」第2シーズンより、瑠璃茉莉役で参加させていただきますM・A・Oです。
瑠璃茉莉さんは、灯子ちゃんたちとはまた違う目線でこの世界を眺めているキャラクターだと感じました。
灯子ちゃんたちの前にふらりと現れ、何を思い何処を見据えているのか。
作品を観てくださった皆さんにしっかりお届けできるよう、精一杯演じさせていただきました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
ひばり役 石田彰
火を制御することで文化・文明を発展させてきた人類が、テクノロジーの大半を失い、かつ火を遠ざけなければならなくなった世界でもがく姿を描く物語というのは、なかなか示唆に富んでいますね。
そんな作品の中でひばりという役をいただき、灯子たちの前に立ちはだかることになりました。彼の立ち位置は最近よく聞かれるようになった言葉で言えば油百七なんかとはまた違った意味での「上級国民」でしょうか。こう書くとイメージが悪過ぎますか?どうなるかご期待ください。
語り 榊原良子
語りとして「火狩りの王」に参加させていただいています。日向理恵子氏が描いた世界を、そこに存在する人物としてではなく、その外側に立ち、捉えていると、身につまされ、時に、先に生まれた者が持つ責任の重さを痛いほど感じさせられます。「火狩りの王」はファンタジーとされていますが、私にとっては、老若男女問わず見ていただき、そこから得たものを現実の世界の糧にしてもらいたいと切に思う、静かでありながら、強烈なメッセージを放つ素晴らしい作品に思えてなりません。その作品に少しでも関われたことを光栄に思っています。
Cocco
「飛花落花」という楽曲は、風に舞い散る桜吹雪をイメージして書き下ろしました。
物語の中でも現実の世界でも、移ろい、繰り返し、打ちのめされ、立ち上がり、そしてまた生きようと踏み出さずにいられない、生きとし生けるものたちの性(さが)のようなものを、音で表現し歌に込めました。
この歌が、アニメを制作し世に発信する方々と、またそれをご覧になる視聴者の皆様との間を繋ぐ、やさしく力強い灯火になってくれることを願っています。
坂本真綾
第1シーズンのエンディングテーマ「まだ遠くにいる」は登場人物たちを鼓舞するような力強い曲でしたが、今回は雰囲気がガラッと変わりとても穏やかな曲になっています。
大きな敵に立ち向かい旅をしている彼らに、大丈夫だよ、未来はきっと良いものになるはずだよとあたたかい毛布でくるんであげるような音楽です。
現実の世界でも今まさに争いの炎に怯えながら眠れずに過ごす子供達がたくさんいます。
未来ある命をぎゅっと抱きしめてあげたいという気持ち、どんな状況でも希望を捨てずに抱きしめていて欲しいという願いを込めて作っています。
大江千里さんが優しい曲を書き下ろしてくださいました。
原作 日向理恵子
犬たちと一緒に、主人公たちはまだもがきつづけています。たくさんの人の手によって輪郭を与えられつづけ、まだ一生懸命に走っています。
引き受けるほかなかったこと、切り開くしかなかったこと。道の行く先を、どうか一緒に見届けてもらえますように。
キャラクター原案 山田章博
アニメの語源とされる「アニマ」には魂という意味があるそうです。
僕達が『火狩りの王』のページを開いていないその時間にも登場人物は人生を生きています。
ただ動き、声を出し、風が葉を戦(そよ)がせ音楽が流れる事を言うのではありません。
僕の仕事にそれを描ききる力はありませんでしたが、アニメは灯子達の魂に感応し、その生き様の目撃者になる事を可能にしてくれるでしょう。
第2シーズンも楽しみです。
監督 西村純二
「火狩りの王」第2シーズンをやっとみていただける準備が出来ました。
第2シーズンは、灯子、煌四、綺羅、明楽、炉六、緋名子に加え
ひばり、瑠璃茉莉達神族、蜘蛛、木々人そして、炎魔、落獣。
更に千年彗星、揺るる火。手揺姫。さらには綺羅の両親、
油百七と火華達が闘争と心理戦を繰り広げる密度の濃い、過激な!シーズンになります。
彼らの思いとその生き様や死に様!を是非、ご覧ください。
灯子と煌四たちの物語がまた動き始めます。
第2シーズンでは、お話の展開も目まぐるしく変わっていきます。
どんどん変わっていく周りの状況や環境に、戸惑いつつ不安もありながら、それでも、大切な人を信じて灯子は突き進みます。そんな彼女を演じている私自身も、勇気をもらえました。
ご覧になってくださる方にも、何か心に届くものがあったらいいなぁと願っています。
楽しみにしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします!