火狩りの王

各話あらすじ

第十三話「巨木」

蜘蛛の首都侵攻の目的、そして彼らの願いを知った煌四こうしは、灯子とうこの窮地を察知したかなたに導かれ、走り出す。

綺羅が目の前で神族に連れ去られるのを、なすすべもなく見つめることしかできなかった灯子とうこのもとに、いち早くかなたが駆け付けた直後、彼女たちを地震が襲う。

立ちのぼる土煙から、木々人のクヌギとヤナギが現われ、亡くなった木々人の墓を作るために地上にやって来たと灯子とうこに告げる中、新たな神族・瑠璃茉莉るりまつりが姿を見せる。